成年後見
成年後見人による不動産売却も丁寧なサポートで安心対応

ケース事例
- 売主
- 成年後見人(司法書士)
- 所有不動産
- 高齢者が所有する戸建住宅(本人は施設入所中)/建物は老朽化し空き家状態・資料不足
- 相談内容
- 本人に代わって、安全かつ正当に不動産を売却したい
問題点
所有者本人はすでに施設に入所しており、意思確認や立ち会いができない状況。成年後見人が本人に代わって売却を進める必要がありました。
また、建物は長年手入れがされておらず老朽化が進んでおり、資料もほとんど残っていない状態でした。
後見制度に基づく売却のため、家庭裁判所の許可を得る必要があり、価格の妥当性や売却条件の透明性も重視されていました。
司法書士である後見人の方も、多忙ななかで手間をかけずに進めたいというご希望をお持ちでした。
提案内容
当社では、まず現地調査・役所調査を行い、物件の現況を把握したうえで「現況引渡し」にて売却できるスキームを設計しました。
価格の妥当性については、複数の不動産査定書、購入希望者の申込書、入札形式による価格競争結果などを資料として整備し、家庭裁判所への提出資料として活用。
後見人の先生には最低限の確認のみで進行できるよう、やり取りの効率化と段取りの見える化を図りました。
また、買主との契約・決済にも同席し、透明性と円滑さを確保することで、信頼性の高い売却を実現しました。
ソリューションの結果
家庭裁判所への申請に必要な資料を一括整備し、許可取得をスムーズに対応
老朽化した物件も「現況」のまま売却し、整備の手間を削減
入札方式で価格の妥当性と公平性を証明
忙しい後見人に代わって全体の進行管理を担い、安心して任せられる体制を構築